長岡花火には毎年、全国各地から沢山の観覧者が来場されます。観覧席は打ち上げ場所を挟んで右岸（駅側）・左岸（長岡インター側）に分かれます。同じ長岡花火でも、右岸と左岸では全く違った花火のように見えることも！？会場の特長を抑えて、花火観覧に役立ててください。

右岸は何と言っても「駅から近い」「川面に映る花火が楽しめる」という2大特長があります。JR長岡駅から徒歩約25分ですが、花火大会当日は大混雑！通常の2倍の移動時間がかかることも予想されます。時間に余裕を持って行動しましょう。

また左岸にはない「ベンチ席」という、堤防斜面に設置された席があり、前後の人と干渉すること無く、斜面に敷かれたベンチに座ってゆったり観覧できます。人気プログラムのフェニックスは「正面から右手側（大手大橋側）」、正三尺玉は「左手側（長生橋側）」に観ることができます。

左岸はJR長岡駅から徒歩約40分と、駅から歩くととても時間がかかるという不便さがありますが、打ち上げ場所から近く「迫力ある花火が楽しめる」という特長があります。

また右岸には無い「イス席」があり、パイプ椅子に座って楽に観覧することができます。JR長岡駅を利用される方は、長生橋・大手大橋いずれかを通って会場に向かうのですが、いずれも交通規制がかかりますのでご注意下さい。人気プログラムのフェニックスは「正面から左手側（大手大橋側）」、正三尺玉は「右手側（長生橋側）」に観ることができます。

長岡花火の大人気プログラム「復興祈願花火フェニックス」ですが、今年で12回目の打ち上げを迎えます。今年のフェニックスは打上幅約2.0㎞・平原綾香さんのJupiterに合わせ、約5分間フルバージョンでの打ち上げとなります（2日間とも同じ）。

フェニックスを一言で言うなら「ワールドワイドビッグスクリーン」当然視界に収まりきらない大迫力なのですが、右岸・左岸とではその見え方にも違いがあります。右岸・左岸から見えるフェニックスを、動画で振り返りながら検証してみます。

（2014年・右岸カメラマン席より撮影の動画）

ネット上に出回っているフェニックスの画像・映像は、ほとんど右岸から撮影したものになります。右岸からフェニックスを見た場合の最大の特長は「全景を見ることができる」ということ。

正面から右手側（大手大橋側）に向かって、フェニックスのその雄大な姿を捉えることができます。なお右岸には、フェニックス観覧のためだけに設置される「フェニックス席」という特別観覧席もあります。

（2014年・左岸有料自由席（現在の左岸マス席）より撮影の動画）

左岸から観るフェニックスの特長は「間近で観ることができる」という点です。しかしフェニックスは信濃川に沿って花火筒が設置されるため、左岸から見ると川のカーブの関係上、それぞれの花火が重なって見えてしまいます。フェニックスが好きな方が左岸観覧を敬遠される理由はココです。重なって見えてしまい、全景が捉えられないという点です。

長岡花火の有料観覧席はそのほとんどが「抽選販売」となり、毎年5月からその受付がスタートします。キャンセルや支払いの確認が取れなかったチケットのみが再販に回されます。それでも余った場合は当日販売に回されます。このように抽選販売に漏れても、チケットを入手するチャンスはありますので、諦めずにオフィシャルサイトでご確認を。

●長岡花火チケット情報
http://nagaokamatsuri.com/ticket.html

また無料席ですが、上記の通り、抽選により決めているくらいなので、その大部分が有料席として用意されます。右岸無料席は「長生橋・大手大橋の外側（内側は全て有料席）」、左岸無料席は各橋の外側以外になんと！「橋の内側堤防斜面も無料席として開放」されるのです。

無料観覧席をご希望の方は左岸一択です！！有料席と同等のロケーションで、しかも無料で見られるのは左岸の特権でもありますね。ただし、熾烈な場所取り合戦が繰り広げられますのでご注意を！無料席は場所取り開始の時刻が予め決められています。前日から並んでいる猛者もいますので、時間に余裕を持った行動を心がけて下さい。

●長岡花火左岸場所取り合戦の様子　（動画を参考にしてください）