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長岡花火2019 完全攻略ガイド

「慰霊・復興・平和への祈り」 長岡花火の歴史

長岡花火の起源とその概要

日本全国から多くの観覧者が訪れる長岡花火。その歴史背景を知ることにより、より一層長岡花火を楽しむことができます。長岡花火の起源と、2017年に発足した一般財団法人・長岡花火財団をご紹介します。

 

長岡花火の始まり

 

毎年8月2日・3日に行なわれる、長岡花火。県内外から多くの観覧者が訪れ、夜空を彩る約20,000発の花火が人々を魅了します。華やかで壮大に打ち上げられる花火の数々・・・しかし、長岡まつりの起源は、私たちが決して忘れてはいけない1945年8月1日の長岡空襲にあることを、皆さんはご存知でしょうか?

慰霊・平和への祈りを込めた花火「白菊」(撮影:吉田 勝幸)

忘れてはいけない1,486名の尊い命

1945年8月1日。午後10時30分から約1時間40分にわたり、長岡の市街地に無数の焼夷弾が投下され、市街地は瞬く間に焼野原へと変貌し、激しく燃える炎の中で生まれたばかりの赤ん坊からお年寄りまで、1,486名の尊い命が奪われました。

 

家族や仲間を失った悲しみ、家屋を失くした辛さ、それは計り知れないものです。この長岡空襲からの復興を願い、翌年の1946年8月1日に行なわれた長岡復興祭が長岡まつりの起源となっています。さらに翌年の1947年には、戦争により中止に追い込まれていた花火大会が復活。その後1948年に、1日が「戦災殉難者の慰霊の日」、2日・3日が「花火大会の日」と改められました。長岡まつりという名称になったのは1951年のことです。

 

そのような背景から、長岡花火は戦没者への慰霊の花火として、慰霊・復興・平和への祈りをテーマに打ち上げられています。

 

長岡の誇りを次世代に 一般財団法人・長岡花火財団発足


2017年4月、長岡花火の運営組織であった長岡まつり協議会から、花火大会の運営のほか、年間を通した積極的なプロモーションにより長岡の魅力を高めることを目的とした新組織、長岡花火財団が発足しました。

 

長岡花火財団事務局にお話しをうかがったところ、

「長岡のまちづくりを牽引するのが長岡花火。その長岡花火を関係団体と連携し、年間を通して長岡花火に込められた想いを全国に伝えていくのが長岡花火財団の使命です。単なる花火イベントではなく、起源や歴史を知った上で皆さんに観ていただければ幸いです」と話していました。

長岡花火財団 理念

 

長岡の誇りである長岡花火に込められた想いや物語をしっかりと次の世代に伝え、
世界がその価値を認める長岡花火をけん引役に、
長岡のさまざまな地域資源にさらに磨きをかけ、
子どもたちが誇りに思うまちづくりの実現が求められています。
未来を担う子どもたちのために「ふるさと長岡」は
活力のあるまち、誇りを持って暮らせるまちでなければなりません。
未来に誇れる今を創る。
創り出すのは私たち大人の想いからであり、それが大人の責任であると考えています。
そして、そういった志をもつ人の和をさらに広げていくことが必要です。
長岡花火に込められた想いとカタチをこの先の未来に繋げていきたい。
それが、長岡花火財団の願いです。

 

一般財団法人 長岡花火財団

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