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長岡花火2019 完全攻略ガイド

日本三大花火とは 長岡花火の特長

日本三大花火の比較 長岡花火の打ち上げスタイル

全国花火競技大会「大曲の花火」、「土浦全国花火競技大会」そして「長岡花火」。長岡花火は日本三大花火として広く知られています。それらの比較と、長岡花火を担当する花火業者をご紹介します。

復興祈願花火・フェニックス(撮影:佐々木 美加)

日本三大花火とは

 

長岡花火は、日本三大花火の一つに数えられています。日本三大花火とは、全国花火競技大会「大曲の花火」(秋田県)、土浦全国花火競技大会(茨城県)、そしてこの長岡花火を指します。

 

大曲・土浦花火との違い

日本三大花火と言っても、3つ全てが同じ内容ではなく、大曲・土浦花火は花火師の競技大会であるのに対して、長岡花火は慰霊・復興・平和への祈りを込めた花火大会です。また、大曲・土浦花火は1日で開催されますが、長岡花火は2日間の日程で開催されます。

 

花火玉の大きさを比較すると、大曲・土浦花火は最大10号玉(尺玉)が打ち上げられますが、長岡花火は直径90cm・開花幅約650mの超大玉「正三尺玉」が打ち上げられます。

 

日本三大花火のそれぞれの特徴

名称 開催場所 開催時期 打上発数 花火の大きさ 来場者数
全国花火競技大会
(大曲の花火)
秋田県大仙市 8月第4土曜 約18000発/1日 最大10号玉 約80万人/1日
土浦全国花火競技大会 茨城県土浦市 10月第1土曜 約20000発/1日 最大10号玉 約80万人/1日
長岡まつり大花火大会 新潟県長岡市 8月2日・3日 約20000発/2日 最大30号玉 約102万人/2日

 

 

長岡花火の特徴と打ち上げる花火業者について

 

長岡花火の特長として、一般的な花火大会と比較し、打ち上げる花火玉の大きさに差があり、標準が10号玉(直径約30cm)以上と言われています。一般的な花火大会では2.5号玉(直径約7.5cm)から5号玉(直径約15cm)が標準であることが多いです。

 

また、長岡花火は全国有数の打ち上げ敷地を誇ります。信濃川の広大な河川敷を利用できるため、他の花火大会では出来ないビックスケールの花火が打ち上げられます。 

直径約650メートルの大輪の花「正三尺玉」 (撮影:佐々木 美加) 

花火業者について

通常の花火大会は1業者が花火の打ち上げを担当しますが、長岡花火では地元新潟の4業者に加え、全国で活躍する野村花火工業(茨城県水戸市)とマルゴー(山梨県市川三郷町)が参加し、盛大に打ち上げられます。長岡花火には6社の花火業者が参加し、打ち上げを担当します。

 

■嘉瀬煙火工業(長岡市)
戦後初となる正三尺玉の打ち上げに成功、趣向を凝らした名物花火を生み出すなど、長く長岡花火の発展に貢献しました。長岡花火の発展に尽力された花火師・嘉瀬誠次さんには長岡市民大賞が贈られています。現在は花火玉の制作から退き、打ち上げのみを担当しています。

 

■小千谷煙火興業(小千谷市)
嘉瀬煙火工業から正三尺玉の技を引き継いでいる花火業者です。主に新潟県中越地方の花火大会を担当しています。

 

■阿部煙火工業(加茂市)
三尺玉日本一の生産数を誇り、長岡を始め全国各地に三尺玉を出品しています。無数のカラフルな小花が咲く椰子入彩色千輪、ピンクの尾を引きながら開花する昇曲導付枝垂れ桜小割浮模様など、バリエーション豊かな三尺玉を制作しています。

 

■新潟煙火工業(新潟市)
2005年から復興祈願花火「フェニックス」を手がけている花火師です。主に新潟市内の花火大会を担当しており、代表作に新潟煙火伝統の花火「松島の夜景」があります。

 

■野村花火工業(茨城県水戸市)
2016年全国花火競技大会「大曲の花火」で内閣総理大臣賞を受賞。過去にも幾度となく内閣総理大臣賞を受賞歴ありの日本トップクラスの花火業者。芯が4つ入り、計5色の同芯円を描く四重芯変化菊や、時間差で色が変化するイルミネーションなど、レベルの高い多彩な花火が魅力です。常総きぬ川花火大会や水戸黄門祭り花火大会など茨城県の花火大会を担当しています。長岡では2009年から「天地人花火」を打ち上げています。また、2015年からスタートした新プログラム「故郷はひとつ」は、野村花火工業・マルゴーがそれぞれ打ち上げを担当します。

 

■マルゴー(山梨県市川三郷町)
全国花火競技大会で数々の入賞を果たしている、日本花火界の実力者。淡い光を放つパステルカラーの花火が特徴で、近年は色の変化を利用した時差式花火に注目が集まっています。ミュージックスターマインの演出が得意で、音楽と見事にコラボした花火は見る人すべてを魅了します。神明の花火をはじめ、山梨県、神奈川県の花火大会を担当しています。長岡では2012年から花火「この空の花」を打ち上げています。また、2015年からスタートした新プログラム「故郷はひとつ」は、マルゴー・野村花火工業がそれぞれ打ち上げを担当します。

 

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